オーバーシュートディ
オーバーシュートディについて検索したところ、分かりやすい解説をしているサイトを見つけました。そこでは次のように解説しています。
「アース・オーバーシュート・デーは、人類が消費している自然資源の量が、1年間に地球が再生できる自然資源の量を上回る日を示します。そのため、毎年アース・オーバーシュート・デーは変わりますが、2021年のアース・オーバーシュート・デーは7月29日と発表されました。」(>>>こちら https://www.amita-oshiete.jp/qa/entry/015856.php#01)
つまり、今年は1年間に再生できる資源量を使い果たして1ヶ月が経過していることになります。
元データを作成してるサイトから転用して、このようなグラフも掲載されていて、世界全体で1970年以降は、持続不可能な生活が続いているという実態がわかります。ここ数年は、再生可能な物資の1.7倍の物資を消費しています。
他の資料を見ていくと、アメリカの場合は4倍くらいだということが分かります。個人的にちょっと気になるのが北欧の国々です。フィンランドやノルウェー、デンマークなど幸福度ランキングで毎年のように上位3カ国を競っている国々です。これらの国々は3~4倍になっています。ちなみに日本は2~3倍程度でドイツとほぼ同じです。
世界平均の1.7倍という値を基準にして考えると、消費する物資を現在の半分程度にしたら、計算上ようやく1.0倍くらいになります。ちなみに、1.0倍にもっとも近い状態で、教育や医療体制のレベルが日本と同じくらいになる国はキューバです。
持続可能な社会のゴールイメージは単純明快、「現在消費している物資を半分以下にした生活」です。コロナ禍で消費は低迷していると報道されますが、それでもまだ消費量が多すぎです。少なくとも2050年までは世界の人口は増加します。ひょっとすると100億人を超えるかもしれません。
昔イギリスで石炭の使用効率を研究したところ、石炭の使用効率を高める技術が開発されると、その技術を利用したいと望む人が増え、結果として石炭の消費量全体は増加するという結果が出たそうです。(ジェボンズのパラドックス)
夢の技術が開発されるに越したことはありませんが、その前に、自分でできることを少し取り組んでみるのも大切かもしれませんね。
【参考】
オーバーシュートディが分かりやすくまとまっている日本語サイト >>>こちら
https://www.amita-oshiete.jp/qa/entry/015856.php#01
エコロジカルフットプリントに関するサイト >>>こちら
https://data.footprintnetwork.org/#/countryTrends?cn=5001&type=BCtot,EFCtot
ジェボンズのパラドックス >>>こちら
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%9C%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%81%AE%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%89%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9
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