半額チャレンジ!!

「チャツネのデュクセル」

つい最近のこと

「この紋所が目に入らぬか!!」

というセリフで有名な時代劇が、未だにテレビで続いていると人から聞きました。

「そんなバカな!?」と耳を疑ったのですが、

天皇誕生日の日に夕方まだ明るいうちにスーパー銭湯にいったとき、

サウナのテレビでそれが事実であることを知りました。

実に35年ぶり?

ご存知「水戸黄門」が友人との話題に上がったのは25年前のこと

「最近は、煙幕などを使ったり、アクションにも一工夫あって、頑張ってるよ」と。

さて、私がおなじみになっている紋所はこれ、


「半額」の御紋です。

この紋所を目にすると「頭が高い!!」「控えおろう!!」の

もったいつけたセリフがなくとも、

スーパーの経営者に頭が下がる思いがします。

近所のスーパーへは、自転車で5分ほど。

賞味期限が間近の商品の特売用カートは掘り出し物発見のお気に入りのコーナーです。普段は気にならないスイーツや調味料も「半額」ならと、チャレンジと思って買ってみます。

先日見つけたのは

「チャツネ」

??なんだこれ??」

顔なじみになっているおしゃべり好きな店員さんをつかまえて、

「これって何?」とストレートに聞いてみました。

「たぶんカレーに使うやつじゃない?ちょっと聞いてくるから、待ってて・・・」

レジの担当と一所になって、レジ端会議がはじまりました。

ふたりとも「チャツネ」はカレーを作るときの隠し味というところまでは知っているけれど、

「チャツネ」は買ったことがないので、よく分からないということでした。

「じゃぁ、試しに買ってみて、どんなか感じか報告します!!」と宣言して、

購入したのでした。普通にカレーに入れても面白くない、何か面白く使えないかなぁ。

週末、朝、掃除をしながら、考えた結果、作ってみたのが

「チャツネのデュクセル」(・・・レシピ①)です。

この蒸し鶏(実際は蒸したような仕上がりのボイルした鳥の胸肉・・・レシピ②)に

「チャツネのデュクセル」を載せて出来上がり!!

風舎で販売しているハーブティ(ホーリーバジル)にもよく合います。


◆レシピ①「チャツネのデュクセル」

※「チャツネ」は、スパイス入りのフルーツソースの総称で、いろんな味があります。

※「デュクセル」は、きのこを使ったフランス料理です。みじん切りにしてバターで炒めるのが基本ですが、ここではバターは使いません。ですから正確には「デュクセル風」と言った方がよいかもしれません。

【材料】(作りやすい最小の量です。鶏肉400g分くらいに対応します。)

・ 玉ねぎ(中サイズ) 1/2個

・ マッシュルーム(直径3センチ前後) 5個

・ チャツネ 大さじ 1

・ カレー粉(粉状のカレーのルー) 大さじ 1

・ オリーブオイル 大さじ 2

・ 水 適宜(大さじ2程度)

【作り方】

1) 玉ねぎとマッシュルームをみじん切りにします。

2) フライパン(片手鍋でも可)を温めずにオリーブオイルを入れ、玉ねぎを入れて、よくかき混ぜます(オリーブオイルの風味を損なわずに仕上がります)。

3) フライパンを弱火にかけ、好みに応じて炒めます(あめ色になるまで炒めるのが理想的)

4) マッシュルームを加えて混ぜ合わせたたら、チャツネ、カレー粉、水を加え、再びよく混ぜ合わせます。

5) 水気がなくなったら出来上がりです。

◆レシピ②「簡単においしく作る蒸し鶏」(蒸し鶏風の鶏肉のゆで方)

※鶏肉は、肉が厚いのでぐつぐつと煮てしまいがちです。速く作ろうと思ってあの手この手でやってみても縮んで固くなってしまいます。柔らかく、美味しくゆでるポイントは温度を上げ過ぎないことです。

【材料】

・鳥の胸肉 200~250g(2人分の量。写真は1人分)

【作り方】

1) 厚手の鍋(直径18センチ、深さ8センチくらいの鍋)に、水を1~1.5リットル入れてお湯を沸かします

2) 沸騰したら、火を中火にして、鶏肉を切らずにそのまま入れます。

3) 1~2分で火を止めます(再度沸騰させないこと)

4) 室温にもよりますが、15分(夏)~30分(冬)で肉を鍋から出します。

※肉の臭みが気になる方は、ローズマリーなどを最初から入れておくと良いです。

 チャレンジは「自分で楽しんでみること」につながります。

3月21日の中日新聞に非電化工房の藤村靖之さんの本が紹介されていました。紹介の最新刊の本は、まだ読んでいませんが、藤村さんは、書籍やインターネットの動画で、楽しさをつくることの大切さをたびたび述べておられます。

藤村さんに触発されて、「たのしい」とはどういうことかを考えました。「喜怒哀楽」のうち、「喜」と「楽」はうれしい感情を表します。私の理解では、「喜」は自分の外側からやってくるうれしさ、「楽」は自分の内側から出てくるうれしさです。

「うれしい」という日本語はとても古い言葉です。果実などが「熟れる」ことと同源です。ですから「喜」は他の人や物の成長に関するもので、「楽」は自分の成長に関する感情と言ってもいいかもしれません。

「チャツネ」に限らず、ちょっとしたチャレンジで美味しく楽しい世界が広がっていきます。食べることは毎日のことです。あなたもご近所のスーパーで「半額チャレンジ」をはじめてみませんか?

「半額」じゃないチャレンジも同じように楽しいと思います。ホーリーバジルのハーブティにぴったりの料理ができたら、是非、教えてくださいね。

NPO法人 風舎

石窯でピザ焼き体験。川遊び。ワークショップ(ミツバチの巣箱づくりなど)、自然に触れながら交流を深めるNPOです。くらがり渓谷キャンプ場のすぐ近く、手作り家具と石窯づくりの工房内に事務局があります。