「クアオルト・リテラシー」
ちょっと気になって、図書館で借りてみました。
リテラシー(英: literacy)は、読解力というような意味です。
先日の岡崎市のチラシを見てからどうもクアオルト・ウォーキングが気になります。
気になるのは、どれくらい特別なことなのかという点です。
私の先入観では「森の中で散歩すると元気になる」という理解以上のものではない気がしています。
クアオルト・ウォーキングの大きなポイントが2つあって、①心拍数の管理と②体温の管理。この2点に知見は集約されています。健康管理を計測値に基づいてやりましょうということです。これはとても良いことだと思います。
私の日常感覚では、計測器を持って運動するのは、あまり現実的ではないので、私の先入観をベースに「ちょっと涼しい服装で、森の中で散歩すると元気になる」という理解に収まりました。
上記の心拍数に関する表は、ネットでエアロビ運動と平時の標準心拍数を調べて、クアオルト・ウォーキングの心拍数と比較するために作成したものです。60歳を過ぎたら、運動負荷を少し下げた方が良いようですね。
日本の国土の68%が森林です。そして、日本の田舎の人は都会の人ほどには歩かないと言われて久しいです。クアオルト・ウォーキングの狙いが都会の人向けなら良い提案ですが、田舎の人への提案にするには、他の情報のリテラシーも大切になりそうです。
ドイツでは週末は田舎に行くとか、田舎の別荘で過ごすということがかなり普通のことになっていると雑誌で見たり、ドイツ人に聞いたりしました。1990年代には既に「森林浴」という言葉があったようですし、また、酸性雨の森林被害をいち早く指摘したのもドイツだっと思います。そうした、国民の習慣の違いからクアオルト・ウォーキングが出来たのかもしれません。
西洋の良いところ、日本の良いところを吟味してバランスよく暮らしたいですね。
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