1848年(「食の歴史」)
ジャック・アタリの「食の歴史」によると、1848年はチューインガムがはじめて作られた年だそうです。1800年代は食や農の工業化が始まった世紀として位置づけています。
戦争などを理由に缶詰食品が開発されたり、化学肥料が生産され始めたり、ファストフードの先駆けとなるフィッシュアンドチップス専門のレストランがイギリスで開業するなど、現代の便利な社会の基盤ができ始めたのがこの頃のようです。
当時、そうした社会の変化を眺めながら、森で自給自足の生活を始めたのが前回紹介したヘンリー・D・ソローなんですねぇ。
「食の歴史」は、私たちの食の未来に焦点を当てた作品です。
ネアンデルタール人、北京原人、もっと前のあたりから考察がはじまります。2050年に世界人口90億人超がほぼ確実な状況で、食の未来の姿を考察しています。著者自ら、悲観的と書いている未来像はかなり暗いですが、今からの行動次第ではまだ希望があるとしています。
まだ、読み終えていませんが、読み終えたらまたブログにアップするかもしれません。
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